2025年7月のブログ記事

  • 源氏の物語 18 梗概

     源氏物語の梗概  3世代にわたる。それは各巻ごとに展開すれば、首巻と巻袖に物語のすべてが象徴される。そう読むのは54帖を一つの作品とみるからである。  源氏物語の巻き巻きは独立して物語となり、そのいくつかが物語の展開となって連鎖して時空を超えてつながりあっていく。注釈は並びの巻を編み出した。それ... 続きをみる

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  • 源氏の物語 17 王室

     源氏物語は皇室のできごとである、と、庶民はとらえる。皇室は王室であり、宮廷である。サロンのなかで文学が行われたとみることである。    その皇室にあってはならぬことがあったと庶民は源氏物語で思う。そのことばには不義、密通という語が用いられて、語り伝えることとなる。  それは後世の通念をもってして... 続きをみる

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  • 源氏の物語 16 きよら

     きよらかな となる語である。  きよら をみると、   前の世にも、御契りや深かりけむ、世になくきよらなる玉の男御子さへ生まれ給ひぬ   源氏物語 桐壺 とみえる。  対照すると、   つらつきいとらうたげにて、眉のわたりうちけぶり  源氏物語 若紫 とみえる。  らうたし は、かわいらしい、か... 続きをみる

  • 源氏の物語 15 雁の連ねて

     源氏物語のシーン scene は、物語の展開にあらわされる。  作者の用意に想像力の豊かさに物語がある。  物語の創造は想像の作品となる。  作り物語である。フィクションにおいて場面があらわすものは物語テーマでもある。  そのシーンにおいて印象にあるものは、次の1場面である。 http://ww... 続きをみる

  • 源氏の物語 14

     物語を読むと、それなりに浮かび上がる源氏の苦悩である。物語をテクストにしてその筋立てが語られる。かつてその場面を描く絵巻に源氏のすべてがあると思った。  その本文を見出して、抱き出でたてまつらせたまひ  という、抱き取りたまへば  という、いと心やすくうち笑みて、つぶつぶと肥えて白ううつくし  ... 続きをみる

  • 源氏の物語 13 ふるきふみのこと

     源氏物語を難しいという。難しさはどこにあるか。  古典文学のことである。日本文学の古典が古典であること、そのものの捉え方にある。  古典が古典であるとは何を意味するか。難しいとすればそれを解き明かさなければならない。  古典を通常、古い時代に著された、立派な内容の書物とすれば、その立派さが問われ... 続きをみる

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  • 源氏の物語 12 構成

     源氏物語は長編の物語である。そしてその筋立てから、主人公とする光源氏の生涯とその後の物語と受け止められる。  それは54帖を一つの作品として前半部と後半部の分け方をする。ごく普通に読み取ると、そこで物語が主人公の世代から次の世代へと変わる。  それに対して3部構成を唱える読み方が行われた。源氏の... 続きをみる

  • 源氏の物語 11 なんぞなんぞ

     源氏物語を愛の物語とする、愛の葛藤を描き上げたと、わたしは書いた。  そしてそれが読者に許されない愛であったとして、源氏の愛した女性とのかかわりを考える。  平安時代の男女は、現在でいう、婚姻関係をどう持ったか。世に言う足入れ婚の、通い婚であった。それは風習としてのことであるが、婚姻は配偶関係の... 続きをみる

  • 源氏の物語 10 すくせ

     源氏物語、そのひとつのことをもとめるなら、それは宿世である。  すくせ しくせ そして、しゅくせ である。宿世浅からで、と見える。 帚木。 >『源氏物語』には、全編にわたって、この「宿世」の語が六八回、「御宿世」が四六回、それに「宿世宿世」他が七回、合計一一九回も使用されています。(『源氏物語大... 続きをみる

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  • 源氏の物語 9

     源氏物語となったのは、本文研究があり、注釈研究があり、古典語の研究がありして、活字本として成立し、人々に読まれるようになった、流布本を言う時期から、それぞれが自由に手に取って読める時代となった、それは昭和の民主主義といわれる世のことである。  愛され、新たな喜びとともに、だれもが知ることができる... 続きをみる

  • 源氏の物語 8 ほんもん

        源氏物語の本文をとらえて校異源氏がつくられた。  のちに源氏物語大成となる。池田亀鑑編著、1942年、昭和17年、10月25日刊行である。  校異を、こうい また、きょうい と読んだ。  この呉音読みは交合から読み習わしたと思ってきたが。  こうごう また、きょうごう と読むこと、校本を、... 続きをみる

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  • 源氏の物語 7 伝える本

        源氏の物語には伝本を考えなければならない。  印刷技術においてその発達を遂げるまでは、媒体が紙であり、いわゆる活字が作られるまでにどのように人々は物語を読んだろうか、それは本を読むという行為が源氏の物語にどのように実現をしていたかを考えることになる。  紙の普及と墨書による物語の記録は、そ... 続きをみる

  • 源氏の物語 6 むらさき

       源氏物語の作者を紫式部とする。その名を紫とするのは、紫にゆかりがあると伝えられていることからである。巻の名に若紫があり、紫の上となるその人の、ゆかりである。物語の呼称を、紫の物語としたという捉え方があり、その時代に作者を紫とする、あの物語を書いている、紫を書いている人、といったことが、宮廷サ... 続きをみる

  • 源氏の物語5 絵巻

    源氏の物語に、源氏とそれを取り巻く登場人物を思い合せると、それは平安貴族の社会である。源氏物語絵巻を鑑賞して、そこに描かれた人々がいる。絵巻物の作者のイメージに去来したのは、この絵に表わされた描画の特徴である、人物、建具に屋台、そして前栽と、そこに住まいする生活がつぶさに、ではないが、物語のストー... 続きをみる

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  • 源氏の物語4 賜姓のこと

    源氏物語が源氏であるのは物語中に語る御子の出自である。源氏性は、姓の代表的なものの一つである。平氏、藤原氏、橘氏とともに、源平藤橘、四姓と総称される。そのうち、もっとも新しいのが源氏である。嵯峨天皇が皇子に源姓を与えたことに始まる。源氏姓は、平氏ともに臣籍降下で名乗る氏の1つであり、その系譜に、嵯... 続きをみる

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  • 源氏の物語3 ものをかたる

    源氏の物語りは文学である。物語文学として、この前も、この後にも、作品が、歌物語、伝奇物語、歴史物語、擬古物語、戦記物語、説話物語などとならぶ、作り物語といわれる源氏物語のその以前にも、その以後にも、日本文学の特徴に物語となるもので、源氏物語を超える作品はない。古典文学の最高峰にある。源氏物語が、も... 続きをみる

  • 源氏の物語2

    源氏物語を、げんじものがたり と読み慣わしている。むかしは、源氏のものがたりであったとする、の をいれて、源氏の物語とするのが、古代での読みであるとされることがある。書名を作者がそう書いて残したわけではない、いつしか、源氏 と呼ばれたかもしれないが、それを、げんじ と作者自筆で書いたものがあるわけ... 続きをみる

  • 源氏の物語

    10年前の記事から。 2015-11-21 徳川美術館、蓬左文庫会館80周年記念特別展に出かけた。 連休の初日とあって、休みに合わせて、みんながここに来るわけはないのだろうけれど、観光バスを仕立てて鑑賞に来る人がいて、展示室には二重、三重の人垣であった。 全点一挙公開として、五島美術館の所蔵と個人... 続きをみる

  • 私説 源氏の物語

            2013-11-14   2013-10-18    2013-09-26    プレリュード  私説  源氏物語39   桐壷が光る君の誕生と青春期を描き出すプレリュードの位置づけであることがわかる。 前奏に等しく、それは静かな語り口に秘められた情熱があり、光源氏と言われた由来を... 続きをみる

  • は、ひ、ふ 宣言 へ ほ

    わたしたちの生活の安全と安心と安寧のために    は、ひ、ふ 宣言 へ ほ 第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 ②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力... 続きをみる

  • 疾風怒濤のころ

     青春の疾風怒濤の時期を経て、受験生から家業見習いはセールスマンを経て受験生に舞い戻って大学生になった。そのまま大学院に進学し、車との縁はなくなった。それから10年、研究の道に進む。その後一生続くことになる。読書と思索とに明け暮れた。学園紛争が起こり1960年代のあおりは大学の封鎖と改革の騒動で、... 続きをみる

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  • 治癒する

    これは寛解か、あるいは予後か。医学的には寛解、Remission という語を用いるのは、これは永続的であるか一時的であるかを問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態を指すと解説がある。  国立国語研究所「病院の言葉」委員会 『病院の言葉を分かりやすく:工夫の提... 続きをみる

  • むなし 思い出を綴る 2

         2年前のその日、ひとつの命をおくる。病室は相部屋であったので、カーテンで仕切られた窓側のコーナーに、ベッドにしばりつくように寝ていた。食事はさだめられたとおりに摂って日に日に体力の回復を見る。動けないのだけは苦労した。とにかく首をつっぱって背中を浮かすしかない。全身突っ張って痛いのだから... 続きをみる

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  • むなし 思い出を綴る

       むなしき 生きていくには欲がいると気づいた。手術を受けて回復を図るときの思いだ。これは人生で2度目だから、よくよく救われない、いや二度も生き返った思いか。18のときと47年を経てのいま、いずれも、15から50年を数えることになる。体を慣らしてふと、気づくのである。欲という字義は、字通によれば... 続きをみる

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  • むなし 14年か、思い出を綴る

       2年前のこの日だった。それからやりなおしたこと、体調管理だ。そうもうのは退院してからのことで、ま、ゆめの中で事なきを得て、それからの闘いは生きる意欲を持つこと、前に進める、ひとつを歩むことだった。こうしていられる人間の体の不思議を思う。生きている実感は2週間後に思っている。この日を記憶して書... 続きをみる

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  • 広告とブログ

     ブログのサイトで必要度に応じた広告を入れる提供を受けているとその有無で見栄えが変わる。いまや広告がないことは有料になるサイトのほかにはない。  広告なしを覗いてすっきり感を知ることであるが、このムラゴンにも非表示のになる有料提供がある。自分のパソコンで見るときはログインしているからいいのだけれど... 続きをみる

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  • 令和7年7月7日 ひとたびの

     どうなることかと、こうなることだったのかと、トランプ関税の交渉結果がどうにもならないような、7回だとかで書けてしつこいと言われた交渉術は何だったのか、無策の防衛費用の政策か、その及ぶところは8月からのその実効による日本経済への影響にある。  あれもこれも、それもそう、となっては、そのふたを開けな... 続きをみる

  • 真夏日、炎暑

      ふつうに日差しをよける。強い光線を浴びないというだけでなく日陰を作って風を通す。直射日光に肌を触れさせない知恵、その工夫をする。遮光カーテンがその効果を見せる。  体温のような、36.7℃とは日中気温だった。いまは外気温31℃、とっぷりと日が暮れて地熱も行き場がない。室内にエアコンは28℃設定... 続きをみる

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  • あいさつ

    こんにちは ブログmuragonblogにやってきました。 初めてです。よろしくお願いします。日記を選びました。 思いのまま、おもいのまにまに投稿しますので、どんなふうになることやら。 あらためまして仲間入りになりますので、お付き合いをくださると幸いです。 儘、間々、まま、というので、気楽に時々、... 続きをみる

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