和語、大和語、国語、日本語

ymksk
和語は語種のひとつ。日本語の語彙を説明して分類するとこの名称が出てくる。語種はその出自によって分けるというのが説明である。するとこの和語の出自はどこにある。

大和言葉と書こうとしてワード変換をしたらこの大和語になっていた。大和語は造語である。ありそうでヒットしない語だ。大和言葉と書くと検索に見える。大和語をそも、やまとことばと読むかどうか、大和語は、やまとご とすると落ち着かない。


国語は近代になって作られた。国語は、くにつことば である。国は郷であり、その国はどこか。国語調査会をつくり、そのための委員会が作られて国の言葉の実態を調べた。目的はなんであったか。いまから100年前に10年余続けて廃止となった。国語国字問題を解決すると言う、その国語国字とは何か。漢字廃止の建議に由来するようだ。臨時国語調査会が引き続き、国語審議会となっていまだに国語である。


日本語はいつからあるのだろう。国語であるなら日本国の成立とともに日本語が規定されてしかるべきであるが、不文律としての国家語に国語が制定されていたようだ。日本語はこの表記で、やまとことば としか、読みようがなかった。

そこで、思いつく内なる言葉は国語であり、対外には日本語である。おそらく、大和語としてのやまとことばには、漢字を排斥しようとする発想もあるので、漢字を含めた日本語は認めがたいのだろう。そういっている間に文化接触は進み国語は否応なく日本語となった。これは大いに矛盾したことだ。

和語は自分の言葉であるので語種を意識はしない。漢語外来語と並べて和語があると言い、それには混種語を加えるなどとする。そのときの和語は漢語と外来語とそれ以外の語となる。漢語も渡来のものであるのに外来語とは言わないし、固有語に対する借用語の考え方もない。借用した語というにはあまりにも多くの語を取り入れたということだ。和語、大和語、国語、日本語とどれもわたしたちの言葉である。