日本語教育の語彙12 アマイ、ウマイ
第10章 甘い 日本語の甘いと美味いの関係を説明する。甘いが祝詞に甘水とうたわれて、美味い水を表していたと捉える。辞書義にはアマイと、その用法である、アマイをプラスとすれば、甘くないと意味する、マイナスイメージの語義が分かれる。その用法の分岐は何か。分水嶺と分けるのは、食べられるかどうか、また、快適を意味する、心地よさがあるかどうかに、意味成分になる食べられるに意味は、味噌汁がアマイ、という表現で、塩味の成分が加えられる。そこで、この意味分布を日本語古典お用例、中国語、韓国語、モンゴル語にどのようであるかを、応用してみる。対照して語彙を見ると、アマイ、ウマイ、この意味が同様に使われている。
甘い(あまい) - 語源由来辞典
gogen-allguide.com › 「あ」から始まる言葉
【甘いの語源・由来】. 甘いは、文語「あまし」の口語。 甘い味は「美味」の意味で多く用いられることや、熟した果実の甘い味を「うまい」と表していたことから、「うまい(うまし)」が転じて「あまい(あまし)」になったと考えられる。 また、「あじ(味)」の「あ」は「あまい」の「 ...
うまい - 語源由来辞典
gogen-allguide.com › 「う」から始まる言葉
うまい. 【意味】 うまいとは、(旨い・甘い・美味い)飲食物などの味がよい。おいしい。(上手い・巧い)技術や技量が優れている。(旨い)都合が良い。好ましい。 【うまいの語源・由来】. うまいは「味が良い」意味が原義で、語源は果実が熟して甘美な味になるところ ...
大辞林 第三版の解説
あまい【甘い】
( 形 ) [文] ク あま・し
① 砂糖や蜜みつのような味である。また、甘い味をうまいと感じていたことから、美味の意にも用いた。 ⇔ 辛い 「 - ・い菓子」 「よく熟した-・い柿」 「山々の口より、さくなだりに下したまふ水を-・き水と受けて/祝詞 広瀬大忌祭」
② 塩気が少ない。 ⇔ 辛い 「今日の味噌汁は-・い」 「味付けが-・い」
③ 香りや雰囲気などが蜜の味を思わせる。うっとりと快い。 「バラの-・い香り」 「 - ・いメロディー」 「 - ・いささやき」
④ 人の心を引き付けて迷わせるようだ。 「 - ・い言葉で誘う」
⑤ 物事に対する態度がなまぬるい。厳しさ・正確さに欠ける。 「女性に-・い」 「見通しが-・い」 「考え方が-・い」 「敵を-・く見るな」
⑥ 満足できる状態ではない。不十分だ。 「ピントが-・い」 「ねじが-・い」
⑦ (程度が)軽い。 「縒よりの-・い糸」
[派生] -さ ( 名 ) -み ( 名 )
[慣用] 脇が-
[句項目] 甘い汁を吸う ・ 甘いものに蟻がつく ・ 甘く見る
デジタル大辞泉の解説
あま・い【甘い】
[形][文]あま・し[ク]
1 砂糖や蜜(みつ)のような味である。「あっちの水は苦(にが)いぞ、こっちの水は―・いぞ」→五味(ごみ)
2 塩けが少ない。辛くない。「味つけが幾分―・かったようだ」⇔辛い。
3 口当たりが穏やかで、刺激が少ない。酒の味などにいう。「―・いワイン」⇔辛い。
4 (味覚以外の感覚に転じて)
㋐蜜のようなにおいがする。「香水の―・い香り」
㋑話しぶりが巧みで、人をたぶらかすさま。うまい。「―・い言葉で誘う」
㋒心地よくうっとりさせるさま。「―・い声で囁(ささや)く」「―・いマスクの男」
㋓男女の仲がよく、幸せそうなさま。「―・い新婚生活」
㋔ファッションで、リボンやフリル、パステルカラーなどを用いて少女風のかわいらしさを強調しているさま。「―・い服を着こなす」
5
㋐厳しさに欠けているさま。また、くみしやすいさま。「子供に―・い親」「相手を―・く見たのが誤りだ」
㋑評価の基準が厳格でない。「―・い採点」⇔辛い。
㋒しっかりした心構えができていない。「そんな―・い考えでは世間は渡れない」
6 楽しく、快いさま。「酸いも―・いも噛(か)み分ける」
7 物事の機能が本来あるべき状態より衰えているさま。「このナイフの切れ味は少し―・い」「ねじが―・くなる」
8 株価の動きが鈍く低落気味だ。「―・い相場」
[派生]あまがる[動ラ五]あまさ[名]あまみ[名]
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