輪読会、10年前

ymksk
懐かしい記録であるが、しかしまた、懐かしいと言いながら、記憶を戻すには、はてさて・・・





>20060605
カテゴリ:思い遥かに

高気圧と梅雨前線のせめぎあいが続く。
どんよりと曇った、天気予報では週半ばまで晴れるというが。


>本読み会の話
2006年06月05日23:46

4回目を迎えた源語輪読会
ここまでやれた、あと5回を目指すと9回までかな
とにかく3回は越えたから海の日まで続けようか
それで、これまでは

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=144236672&owner_id=2670960
>月曜の4限目、3時半から5時半まで
本読み会をしている、古典を材料にする
源語輪読会、参加者2名の、しかし熱心な
と言うのはこれで3回目を迎える

どれくらい続くか、記録をしてみよう
1回目はテキスト選びに赤本と称して岩波大系本をもってきた
2回目は緑本にしてそれを買うということで新大系となった
3回目は平安朝の音声再現のテープを試聴した

文学的に読むか
文献的に読むか
語学的に読むか
鑑賞して読むか

最初のときに物語のテーマの真骨頂を話した
なぜ読み次がれるか、そのストーリーにある
テーマを読み解くポイントをしめした
いわば禁断の書である

次には音声を再構成してテープに吹き込んだのを聞かせようとして
テープレコーダーがない、録音テープを聴くためには
ラジカセがいるので、今週に延ばした
といっても、出張が入ったので今日になった

ゲンジのモノガタリであって
源氏物語ではない
ゲンジであって藤原ではない
この時代にコムニケーションがあるならば物語りをどう読んだと話しあったことか

読み始めて古文を音読する
解釈のいかんを、注釈と口語訳とをわけて
文学の基本には価値があることを伝えた
作者、書名、時代、内容、そして価値に見る

プレテキストに長恨歌をとらえ
楊貴妃のためしを西安華清池に訪ねた壁画を話した
モノガタリのアイデアには史記があり法華経がある
そのときの思想と認識が世界観としてあらわれる

漢文をよく読んだエピソードは
清少納言とのかけ引きとともに
当時のサロンを形作った


2時間以上を、などと話して6時ごろ終わった
桐壺の巻と長恨歌とのテクスト論をとりあげる
プレテクストをいかように
というので白楽天の七言を味わう

紫式部はたくみにモノガタリを構成した
それはそれで分析がなされた成果で読むことができる
テクスト論議は読者を主体にした視点で行われる
それは結局作者も同じ地平にいたことをわからせる

テーマを持って会をすすめるか、と
ミニテーマならぬ大テーマを持ち出してしまった
十八番になるのでどうしてもしゃべり続ける
不思議なことが、ここ、このとき、君がいて、君がいて、君たちが来て巡り合わせが起きているものだ、と思う

師は通釈をものにして、中川浩文
その師の師は評釈をものして、玉上琢弥
そのまた師は対校新釈を著した、吉澤義則
いずれも先生であり、その学派には文献学の手法がある

またいっぽうで谷崎源氏の源氏物語訳す作業に加わった
文法の師がいる、宮地裕先生
おもえば多くの方々の薫陶を受けてきた
われながら筋金入りだと自負できる