生きとし生ける

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人の生死に係ることを思えば、ごくごく、身内のことに限られる。父母とその兄弟姉妹となるところ、その境遇に差し掛かる。また従姉妹従兄弟の年長者たちである。死者への思いが残るのは親子兄弟の情のなせる業と受け止めるが、どれほど生者への思いを抱いてこの世を去り行くかは計り知れない、そのぶん、死者への思いとなる。学びの師は死出の旅路にあるのもひとりふたりみたりと加えてなにものにもかえ難き御恩学恩にお弔いのことを思う。
追慕するに研究分野をもってしめすに国語学、平安文学、国文学、漢語訓詁学、訓点語学、万葉学、日本語学、文法・語彙と、実践教育、日本語教育の領域がある。
ふと先立つ友のいくたりかよぎって・・・・・・生きとし生ける、みな知りてせいをむさ欲る、ひとならめやも

※東大寺諷誦文(796‐830頃)「世中に生とし生ぬる人は父母の恩を蒙らずと云事无」
※古今(905‐914)仮名序「いきとしいけるもの、いづれか歌をよまざりける」