仮名表記

ymksk
日本語が時代の画期を迎えたのは、書き言葉から話しことばへとシフトしたとき、現代では、漢字カタカナ交じりに書かれていた大日本帝国憲法が日本国憲法にかわったときだと説明できる。それは、漢字と平仮名交じりの書き方が主流となる始まりであるから、大きな契機であると言える。ひらがなで書けば話し言葉になるのかというのは、現代語を書く音表記には、平仮名と片仮名の使い分けが生じてきているので、その変化をとらえていけば、1945年以前の憲法に現れるような、漢字とカタカナ交じりの書き方は、漢文訓読の表記を受け継いできたからだということになる。それは近代明治以降に顕著になることであるが、日本語のモデルを欧州からの言語影響に作り出そうとする動きに、そうなればなるほどに、日本語文章のスタイルがとらえらえていたことになって、一方で起こる言文一致のうんどうに話し言葉の意識はその対比を鮮明にした。書き言葉が日本語を作り上げてきたプロセスが近代にクローズアップされる。