日本語史のブログ記事

日本語史(ムラゴンブログ全体)
  • 固有語と借用語

    日本語をとらえる言語観によって日本語を記述すると、その立場はいくつか分けられる。もっとも普遍的なのは共時による。その一方で、通時における日本語の歴史は日本語の見方で変わる。そこに言語の視点を入れれば固有語という流れをどう見るかで、日本語の記述説明は異なる。すなわち、固有語に対しての借用語は日本語に... 続きをみる

  • 日本語の歴史視点

    日本国の言語、そこにある公用語を日本語とするか、それを国語とした時代が近代のひとときにあるから、その時代をとらえれば、国語から日本語への歴史立場の転換をふまえて、日本語史を記述する。その国語を和語との対比でみれば、国語には漢語を含みうる、となると、それにはさらに、外来語をくくって、日本語の歴史は、... 続きをみる

  • 仮名表記

    日本語が時代の画期を迎えたのは、書き言葉から話しことばへとシフトしたとき、現代では、漢字カタカナ交じりに書かれていた大日本帝国憲法が日本国憲法にかわったときだと説明できる。それは、漢字と平仮名交じりの書き方が主流となる始まりであるから、大きな契機であると言える。ひらがなで書けば話し言葉になるのかと... 続きをみる

  • 日本語全史 中世後期

    中世後期から近世への日本語の歴史について、1333年から1603年まで270年間を見る。民衆が歴史の表舞台に登場と解説する。また、キリシタン資料としての記録が残された時代である。外国語との接触として、特徴づけるのは、宣教師によって、京の話し言葉が採取されたか、辞書が編纂されたことがある。古代語から... 続きをみる

  • 日本語全史 中世

    古代を読み、中世に進める。時期は1086年から1033年まで、中世前期として、古代語が完成されたものから崩れ始めるとという視点をもってする。話し言葉を見る歴史の立場は、文献に見えた話しことばの現象をとらえるというもので、文献にちょっとした不注意から口語が混ざるという。それを日本語の変遷と見る。あく... 続きをみる

  • 国語史には 日本語史には

    国語史には文献学がある、日本語史には話しことばの歴史がある、いま読む、まなぶひとのためにと、全史を記述する、それぞれの立場である。国語学が文献実証をとなえれば国語史は資料に詳しい。日本語学が言語学を標榜すれば日本語史は共時論を行う。その違いには時間軸の取り方がある。国語史は時間を上がって、そこから... 続きをみる

  • 文体史は文章表記史か

    文体史は文章体にある、それは文章表記体に見る歴史であると国語学の泰斗は言い、国語の静態を指摘した。文体史が文章表記史にあるのは、日本語の歴史に見る特異な現象である。当初は書記としての見方であったが、それを表記行動に写してみるなら、表記の選択には言語の担い手にある想像、創造による作業があったのである... 続きをみる

  • 国語史

    国語史を学ぶ人のために、文体史を読む。編者はよく知る人である、その国語学という分野、はしがきともはじめにとも書かず、冒頭に置く一文の主張は、これまたよくわかるところである。いわく母国語を外国語と同列に扱う国に、どんな未来が待っているのだろうか、という言は、変わりない様子によると思いをいたすところ、... 続きをみる

  • 日本語全史 古代後期

    全史一冊本の総ページ数は、あとがきまで、433頁あり、うち第2章の終わりまで、177ぺージを割いている、5分の2を占めて古代語の完成を記述する。通読していて、話し言葉の歴史という視点と、加えて、古代語を古典語とする規範の考え方である。古代語が何かは、その章における捉え方である文語になる。文語を文章... 続きをみる

  • 新書「日本語全史」を入手した

    沖森 卓也  著、ちくま新書、435頁ある。登録情報 新書: 446ページ 出版社: 筑摩書房 (2017/4/5) 言語: 日本語 さっそく読み始める。文献資料に一籌を輸する 13頁 と、難しい表現があった。籌は、勝負を争うときの得点を数える道具のこと、それを相手に渡す、という意味である。数取り... 続きをみる

  • 時代区分

    #1525. 日本語史の時代区分 (41) About 500 Most Frequently Accessed Articles in hellog as of 20170330 この第4位に日本語史時代区分を載せる。2つの時代区分の例に、日本語概説と、概説 日本語の歴史から、日本氏の時代区分に... 続きをみる

  • 英語史のブログ

    History of the English Language Blog 略して、hellog~英語史ブログ というタイトルで、書き続けれらている。そのペーの一つに、#747. 記述と規範 がある。それを引用する。このサイトの記事の数は2900をかぞえるようである。最終更新時間 2017-04-0... 続きをみる

  • 記述と記録

    全史が通史であるには分野の全体を覆う記述が当該分野に求められる。日本語の資料を分野に見立てれば記録された言語である書記史料が対象となる。言語学の手法では通史である限り、言語現象の文献による実証となる。全史は通史として資料に、その文献を選び取ることで日本語の一つ一つを明らかにすることから始められる。... 続きをみる

  • nippon名称の記録

    国号に日本を表記するのは日本の国としての意識の表れであるから、それを求めて日本をとらえる。かつて、その議論のもとに、日本の表記が訓読をされていたとみる、やまとを国号としたと中国との交易で考えたことがあるが、漢字表記をすれば、日本が漢字読みをされたであろうから、どのように貿易港から発音が伝播したかを... 続きをみる

  • 日本語全史

    日本語の通史を総合的に描く初めての新書、という、コピーである。全史と通史をともに用いたネーミングとキャッチコピーである。 全史の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典 > 全史 ある分野全体の歴史 EDR日中対訳辞書 独立行政法人情報通信研究機構独立行政法人情報通信研究機構 全史 読み... 続きをみる

  • 日本語史、国語の歴史

    日本語史と国語史と対にすると、内観による歴史を、資料として何に求めるかという、命題ができる。日本語史には日本語史料を用い、国語史には国語史料を用いる、ということである。ここでも、資料と史料の表記によって表わされることは、歴史のとらえ方が変わるかのようである。国語史料は和文、和語によるものを主として... 続きをみる

  • 国語統一と標準語

    上田万年の国語観を議論する論文を読む。それは標準語教育と共通語教育に大きな影響を与えたとする。国語教育の制度が1900年、明治33年の小学校令の改正によって国語科目の設定となる。それには国定国語教科書、国定教科書の言文一致体を取り入れることになる。上田万年の標準語についての論文が、1895年、明治... 続きをみる

  • かな、仮り名

    かな と読む、仮名は、仮り名であったとするが、かな かんな の発音はンの無表記、かりな の音変化だとする。13世紀ごろに、片かんな とした表記に、かりな を類推する。仮名と真名の対比は、真字を当てたようだが、それは辞書の用例では18世紀まで時代が下がる。ひらがな について、 *日葡辞書〔1603〜... 続きをみる

  • 漢語は漢字、文字

    漢語は漢民族のことばであると、それを中国の標準語とする解説に、まして中国語と言ってしまうのはたやすいが、はたして、漢民族の言葉とはいかなるものだったか、輸入した漢籍をもとにした漢字の言葉であるし、それを文字そのものと学んだのがわたしたちの祖先である、という話を中田祝夫先生は言われた。文字とはいえ、... 続きをみる

  • 和語という語、初出

    和語は倭語であった。日本国語大辞典に、 >外国語に対して、日本の国語である日本語。その語彙には漢語などの外来の要素も含まれる。 *霊異記〔810〜824〕上・二八「吾が聖朝の人、道照法師〈略〉新羅に至り、其の山中に有りて法花経を講ず。時に虎衆の中に人有り、倭語を以て問を挙げたり」   と見える。そ... 続きをみる

  • 日本語の初出

    日本語という語の用例は、初出を1874年とすると、それまでの用語はどうであったか。その項の語誌によると、近世幕末に、国語と邦語とがあったと説明する。 日本国語大辞典より にっぽん‐ご 【日本語】 解説・用例〔名〕 「にほんご(日本語)」に同じ。 *西洋道中膝栗毛〔1874〜76〕〈総生寛〉一三・下... 続きをみる

  • 日本語史のはじまりと異文化接触

    文字による記録が歴史の語の意味内容である。記録があれば歴史となるというのは歴史記述の立場を持つ。歴史研究の立場もあるので、文字記録だけが歴史ではないという見方を持てば、先史考古学のように、歴史以前が歴史記述となる。歴史の記録はできごとの証明としての、人間による営みであるからその記述者によって異なる... 続きをみる