ウクライナ・ロシア戦争

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ウクライナ・ロシア戦争
ドイツの立ち位置が欧州の戦争の歴史を反映する。旧東ドイツの出身だったメルケルがとった政策も影響してきた。

> ロシアがクリミアを武力で併合した14年のウクライナ危機に際しては、メルケル氏が西側陣営を代表し、文字通り東奔西走しながらプーチン露大統領と粘り強く交渉し、停戦合意といえるものをまとめた。
 この粘り強さと、自らは強く主張せずに利害当事者の顔を立てながら妥協点を見いだす才能がメルケル氏の危機管理のポイントだ。政治的なバランス感覚に秀でていなければできないことだ。
https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/ckworld/20220209-OYT8T50047/


> ドイツは4月26日、ウクライナへの武器供与について路線を大きく変更した。国防省はこの日、武器メーカー、クラウスマッファイ・ヴェークマンが保管していた中古の対空戦車「ゲパルト」50両のウクライナへの輸出を許可した。ドイツが紛争地域に対空戦車を輸出するのは、初めてのこと。
 またドイツ政府は5月6日、自走155ミリりゅう弾砲「パンツァーハウビッツェ2000型」7両をウクライナに供与するとともに、使用法に関するウクライナ兵向け訓練をドイツ国内で行うと発表した。
 だが、これらの決定はショルツ政権が自発的・能動的にしたものではなく、内外からの批判と圧力に屈した結果だ。欧州で最大の経済力と人口を持つ大国ドイツは、イニシアチブを持って決断することなく、日々起こる出来事にズルズルと流され、「受け身」の態度を取っている。欧州の安全保障をめぐる第2次世界大戦以来最悪の危機の中で、ドイツのリーダーシップの欠如があらわになった。
> ドイツ政府は、ロシアによる侵略が始まって以来、ウクライナに携帯型対戦車ミサイルや携帯型対空ミサイル「スティンガー」など小型の武器は供与してきた。だがウクライナが切望する戦車や自走りゅう弾砲、大砲の供与は断ってきた。「戦車は攻撃用兵器であり、防衛用の兵器ではない」「連邦軍の兵器が足りなくなってしまう」とか、「現地での保守点検や、ウクライナ兵の訓練は誰が行うのか」と様々な言い訳を並べた。ドイツ国防省は「スロベニアがウクライナに戦車を供与し、ドイツがスロベニアに装甲歩兵戦闘車を供与する形の間接輸出ならば可能だ」と述べ、ウクライナへの戦車の直接供与をなんとか避けようとした。
> しかもドイツが武器供与をためらったのは、今回が初めてではなかった。昨年秋、ロシア軍がウクライナ国境沿いの地域に20万人近い兵力を集結させていたとき、ウクライナ政府は防衛用武器を供与するよう米国や欧州諸国に要請した。米国や英国はロシアの侵攻が始まる前から、ウクライナに携帯型対戦車ミサイルなどを供与した。
 しかしドイツのクリスティーネ・ランブレヒト国防大臣は「ヘルメット5000個を供与する」とだけ発表して、ウクライナなど欧州諸国の失笑を買った。同氏は「我が国の法律は、紛争地域への武器の供与を禁じている」と言い続けた。エストニアが、ドイツから約30年前に買ったソ連製のりゅう弾砲をウクライナに供与するためドイツの承認を得ようとしたときにも、当初、ショルツ政権は拒否した。
> ショルツ首相が慎重な態度を取る裏には、第2次世界大戦後ドイツが東西に分割され、東半分をソ連に事実上支配された経験もある。首都ベルリンは、ソ連軍の猛烈な砲爆撃で廃虚と化した。2万人を超えるドイツ市民が戦闘に巻き込まれて死亡した。ベルリンを占領したロシア兵たちは多くのドイツ人女性に乱暴を働き、金品を市民から略奪した。ソ連は、ドイツが1990年に統一して主権を回復するまで、30万人を超える戦闘部隊を東ドイツに配置していた。ロシアと地続きの場所に位置することの「怖さ」である。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00023/051000327/


https://www.jiji.com/jc/article?k=2022053000742&g=int
ウクライナ東部、ロシア攻勢強化 拠点都市中心部で戦闘
2022年05月31日00時39分
>ロンドン時事 ウクライナ東部ドンバス地方の制圧を目指すロシア軍は30日、ルガンスク州のウクライナ軍の最後の拠点とされる都市セベロドネツクに対する攻撃を強めた。都市の中心部にロシア軍が進入し、市街戦が行われている。侵攻開始から間もなく100日目を迎えるのを前に、成果を求めるロシア軍の攻勢が激しさを増している。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022052900441&g=int
首都、初めて離れる ウクライナ大統領、「勝利」へ前線兵士激励
2022年05月30日04時52分
>29日、破壊されたウクライナ北東部ハリコフの店
ロシア軍の攻撃で破壊されたウクライナの大学=28日、北東部ハリコフ
 ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、北東部ハリコフ州を訪問し、前線の兵士らを激励した。大統領府が発表した。現地メディアによると、ロシアの侵攻開始後、ゼレンスキー氏が首都キーウ(キエフ)周辺から出るのは初めて。