学習の文法3

ymksk
学習の文法は引き続き、詞と短語である。
短語は一種の自由表現 free expressions である。

一種の固定表現formula 慣用語である複合詞とは異なる。

複合詞との違いは、例でいうと、慣用語、熟語である、山麓 に対して、自由表現として、泰山之麓 のように、結構助詞、之 を、用いるような例である。
free expressions というのは、泰山之麓、富士山之麓、処女峰之麓のようになるからである。

それで、短語に、組合式と連系式途に分けてみていく。
定語+中心語 を略し、定中短語と呼ばれるのは、連体修飾語を定語、そして中心詞、首品たる名詞が従属詞、修品により修飾される形式である。

定中短語はしばしば結構助詞、之 シ zhī を用いる、之字短語となる。
一つのかたまりとして、中心語を修飾する、定語、連体修飾語となる。

次に、状中短語とは、中心語、首品たる動詞、形容詞が、状語、連用修飾語 修品により、修飾されている形式の短語である。
簡単な形式から見ると、甚美 はなはだ→美しい 、美甚 美しい←はなはだ 、この二つの短語は全く同じ意味である。


副詞は一般に虚詞であるとされているのは、副詞が単独では主語や謂語(謂詞)になれないからですが、副詞は他の虚詞と違い状語になることができます。
他の虚詞は状語になることさえできません。
副詞が半実半虚といわれるゆえんです。


「状語」と呼んだほうがよいと思います。(馬忠著『古代漢語語法』中国:山東教育出版社、135ページを参照。)

次に、否定句と介賓状語の状中短語について、まず、漢文の否定句は、動詞・形容詞の前に、否定副詞が置かれている形式が多い。
この 否定副詞+動詞・形容詞 も、状中短語である。

介賓状語について、介詞+その賓語 が状語として謂詞を修飾している例である。
幼安与文与可遊。 蘇軾『石氏画苑記』。 
介賓状語 与文与可 と、謂詞 遊 で、 与文与可遊 という動詞性の状中短語を形成している。

次に、述賓短語とは、動詞・形容詞+その賓語 という形式になる短語である。
賓語の種類により、述賓短語は、受事賓語、結果賓語、対象賓語、致使賓語がある。

述賓短語は主語にも謂語にもなることができる。 
 
受事賓語 婦人汲水。(陸游『入蜀記』10月13日  
結果賓語 簡棲為此碑。(陸游『入蜀記』8月26日) 
対象賓語 (余)観蜀江。 
致使賓語 水声恐人。(陸游『入蜀記』10月8日)


以上は、次の(9)までである。
http://kambun.jp/izanai-index.htm

(5)短語(phrases)について

(6)定中短語

(7)状中短語1

(8)状中短語2 否定句と介賓状語

(9)述賓短語1 賓語(目的語)のいろいろ

(10)述賓短語2 形容詞の意動賓語

(11)述賓短語3 注意すべき賓語

(12)述賓短語4 比較の表現

(13)述賓短語5 謂詞・賓語の倒装

(14)双賓短語1 二重の目的語

(15)双賓短語2 第二賓語が処所賓語の場合

(16)聯合短語