覇権主義

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覇権は、hegemonyである。競技での勝利者を意味する。優勝して、覇者となる。覇者にせよヘゲモン hegemon にせよ、洋の東西に見える言葉である。覇王が古代中国に現れた。儒教の考えで、覇道を用いて天下を治める者のこととなるが、中国の春秋時代、諸侯の盟主のことを指すようである。それは覇者による覇道がある。覇道は武力や策略などで国を治めることであって、対義語に王道がある。孟子によって提唱された概念で覇者の政道である。時代が下って、国際政治では覇権主義と呼ぶことがあって、国家の外交にとらえられる。帝国主義という言葉がTPOにそぐわないと感じたときに代替として用いたり、単なる膨張主義のことをこう言い換えてみたりすることもあると解説がある。

ウイキペディアによると、覇権主義、覇権国家には次のような説明がある。
覇権主義とは、国家の外交、軍事における傾向の一種であり、その国の実利的利害関係に基づいて他国に対する対応を決定、その敵対国に対する侵略戦争や先制攻撃によって領土の拡大や自国の安全保障を行うことをさす。同盟国や敵対国といった反対勢力に対する軍事、経済協力を進め、それを実行し、成功した国を覇権国家と言う。
陸軍国家、大陸国家であることが多い。
かつて大規模な覇権主義を展開した国
 アッシリア帝国
 ローマ帝国
 イスラム帝国(正統カリフ、ウマイヤ朝、アッバース朝)
 モンゴル帝国
 オスマン帝国の旗 オスマン帝国
 スペイン帝国(ハプスブルク家)
 フランス帝国
 ロシア帝国(ロマノフ朝)
 イギリス帝国
 ソビエト連邦
など。
かつて地域規模の覇権主義を展開した国
 古代エジプト
 インカ帝国
 アステカ帝国
 ペルシア帝国(アケメネス朝、サーサーン朝)
 パルティア王国
 ティムール帝国
 ムガル帝国
 オーストリア=ハンガリー帝国
 東ローマ帝国
 フランク王国(西ローマ帝国)
 ポーランド王国(ポーランド・リトアニア共和国)
 デンマーク(北海帝国、カルマル同盟)
 スウェーデン(バルト帝国)
 ドイツ帝国(ホーエンツォレルン朝)
 ドイツ第三帝国(ナチス政権)
 歴代中華帝国(漢、唐、明、大清帝国)
 大日本帝国
  ^ 「大東亜共栄圏」を参照
  ^ 大東亜共同宣言(1943年、大東亜会議)
  ^ 大東亜省設置ニ関スル件
  ^ 基本国策要綱(1940年7月26日、第2次近衛内閣)
  ^ 石原莞爾『世界最終戦論』中公文庫BIBLIO20世紀、2001年 ISBN 4122038987
  ^ 第72回帝国議会開院式勅語(1937年9月4日、昭和天皇)「帝國と中華民國との提攜協力に依り東亞の安定を確保し以て共榮の實を擧くるは是れ朕か夙夜軫念措かさる所なり中華民國深く帝國の眞意を解せす濫に事を構へ遂に今次の事變を見るに至る朕之を憾とす今や朕か軍人は百艱を排して其の忠勇を致しつつあり是れ一に中華民國の反省を促し速に東亞の平和を確立せむとするに外ならす」
  ^ 第74回帝国議会開院式勅語(1938年12月26日、昭和天皇)「帝國と締盟各國との交際は益益親厚を加ふ朕深く之を欣ふ」「朕か將兵は克く艱難を排して已に支那の要域を戡定したり然れとも東亞の新秩序を建設して東亞永遠の安定を確保せんか爲には實に國民精神の昂揚と國家總力の發揮とに俟たさるへからす」「朕は擧國臣民の忠誠に倚信し所期の目的を達成せむことを期す」




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覇権とは
同盟・連盟内において、ある一国が他国を圧して主導権もしくは優越した影響力を有する状態
リーダーシップ。支配。
(特に、大国ではない国々において)世界規模の力を持つ大国によって、侵略もしくは拡張主義が行われること。
http://dictionary.reference.com/search?q=hegemony

覇王
武力で諸侯を従えて天下を治める人のことのこと。覇者。元々は孟子によって提唱された覇道と王道の別から由来しており、春秋時代の諸侯のように武力を持って国を治める人達を呼ぶようになった。



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国際政治においては、単純な力による支配ではなく、国際社会というゲームのルールを決定・維持し、他国にそれを認めさせる(自発的にせよ強制的にせよ)状態であるとされる*1。

概説

語源となっている覇者にせよヘゲモン(hegemon)にせよ、いずれも小国が分立する世界において主導権を握った存在*2のことである。

ここで重要なのは、古代ギリシャにせよ春秋時代にせよ、いずれもある種の共通する価値観*3が存在し、そのルールの枠内での優劣を競っていたという点である*4。

もちろん「ルール」は覇者が自由に変えられるというものでもないし*5、逆に万古不易なものでもない*6。が、ともかくも、「覇権」の存在する世界は、ホッブズ/マキャベリ的な闘争がすべてを支配する世界ではなく、ある種のルールが存在してそれに各競技者が縛られている状態にある*7。

とはいうものの、フリードリヒ大王などが言うがごとく、国際法は強者の法としての側面を確かに持っていたし、その点では正義とか公正といった仮面を着けただけの支配の道具とも言えた。覇権国の側が維持しようとする「秩序」が、後発国・新興国にとって都合の悪いものであった場合、そのルール自体を破る試みがしばしばなされている*8。ルールを破ろうとする側からすれば、覇権に内包される「ルール」の存在も、力による支配に別の側面をかぶせただけだということになる。

「覇権主義」の語が、力によって他国に影響力を及ぼそうとする意で用いられ、本来の意味での覇者・覇権を目指す意味ではあまり用いられぬのも、故なきことではない*9。

*1:たとえば、19世紀の英国の覇権は「パックス・ブリタニカ」と呼ばれ、つまりはブリタニアが国際秩序を維持していたということである
*2:国家というよりは諸侯とかポリスとか
*3:建前上は周王室の権威を敬うとか、オリンピア祭などを通じたヘレネスとしての自覚とか
*4:「陣形が乱れているときに攻撃するのは不仁だ」とか「三舎を避けたけど勝ちました」とかは、ルールの存在が認められているがゆえでの話である。
*5:「鼎の軽重を問う」は覇者がルール変更にチャレンジして阻止された話とも言える。
*6:戦国時代になって、結局は周王室も滅ぼされている
*7:あんまりやりすぎて、ルール外にいるバルバロイや蛮戎夷狄が攻めてきたら困りますし
*8:戦時国際法における不正規兵の扱いの変遷は、その部分でのせめぎ合いとも言える。きちんとした軍服をまとって組織だった指揮系統に属さなければ交戦者としての権利はない、というのは必要な「ルール」だと言えるが、ゲリラやレジスタンスの存在を認めないための「暴論」であるとも言える。どちらが正しいというものでもないが、ゲリラ戦を仕掛ける側に都合の悪いルールなのは事実である
*9:力があるから秩序を作れるのが覇道であって、つまりルールは力の後に付いてくるものだから。ルールに則って覇権を目指すというのは、今日的な国際法の下では、あまり簡単ではない


ウイキペディアによる
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覇権あるいはヘゲモニー(hegemony)とは、特定の人物または集団が長期にわたってほとんど不動とも思われる地位あるいは権力を掌握すること。それによる地域あるいは国家の統治を覇権統治という。それに成功した国や人物は、覇者と呼ばれる。
但し、覇権を得る過程はいわゆる既定路線や全体的同意によるものであってはならず、相対的に有利な立場にある者が武力、権力、財力などの力(power)の行使によってその敵対的立場にある者を制し、勝利あるいは事実上の最優位の立場を獲得することによってでなければそれは覇権とは称されない。
覇権や覇権主義にしても、組織を巨大化する方策として有効な手段であるため一概に悪とは言えない。
第二次大戦下、イタリアのマルクス主義者であるアントニオ・グラムシがこの用語を多用したことから一般に広まったとされる。
覇権は、被支配者の「同意に基く」支配を強調した統治体系という理解が一般的である。

覇権循環論(hegemonic cycle theory)

近現代の国際関係についてジョージ・モデルスキーによって唱えられた理論。
概ね16世紀以降、世界の政治・経済・軍事他覇権はある特定の大国によりその時代担われ、その地位の循環を繰り返すとする。この世界大国は歴代16世紀のポルトガル、17世紀のオランダ、18世紀と19世紀の大英帝国、20世紀のアメリカ合衆国といった具合に2世紀連続してその地位を務めた大英帝国を例外とし、大体1世紀で交代するものとされその覇権に異議を唱え対抗するのはスペイン、フランス、ドイツ、ソ連といった大陸国で、決まって勝利することは無い。
新興大国が既存の世界大国に反旗を翻し世界の不安定性が増した際に決まって世界戦争が起こり、そこで新興大国は敗北し先代の世界大国の側に付き共に戦った国が新しい世界大国の地位を得るとする。世界大国となる条件には

外界に対して開かれた島国もしくは半島国であること。
内政に競合があり、しかも政局が安定(例としては大英帝国の保守党と労働党、アメリカの共和党と民主党の二大政党制)していること。
世界中にその意思を知らしめ影響力を行使する暴力装置(例としては強力な海軍や情報機関)を持っていること。

などを要するとされる。

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覇権主義とは、国家またはそれに準ずるものの、外交・軍事における傾向の一種。当該国の実利的利害関係にのみ基づいて他国に対する対応を決定し、敵対国に対する侵略戦争や先制攻撃によって(若しくは挑発を行なって相手に攻撃させ開戦の正当性や大義を主張し)領土の拡大や自国の安全保障を行い、同盟国や敵対国の反対勢力に対する軍事・経済協力を進める。それを実行し、成功した国を覇権国家と言う。陸軍国家(大陸国家)であることが多い。