2017年3月のブログ記事

  • 卒業

    卒業式の季節である。卒業は、業を終えるということだけでなく、新たな旅立ちでもある。学校の卒業式は大学なら学位授与式であり、学校の卒業証書となる。卒業ソングなるものがあって、定番に加わったのはさまざま演出があるようになった、仰げば尊し、蛍の光、旅立ちの日に、贈る言葉などなど。いま、その送る言葉を思案... 続きをみる

  • 文章の科目教育

    文論と文章論と、その日本語のとらえ方を見てくると、文の単位と文章の単位とが、日本語に影響した言語の見方で異なっていることがわかる。句は、かたや句子となっているし、また、文は主語が必須の要素であるという、日本語の分析に必要な考え方がとらえきれていない。近代以降、明治期から昭和期までに、単位として、文... 続きをみる

  • ミサイル4弾

    きな臭いこと、この上ない限りである。発射する側の心理を憶測すれば、そこには歯止めがなくなっている高揚感があるのではないか。誘発する軍備力がアジア近隣を覆っている。緊張を持って対処すべきである。軍事大国を称して、兵器の開発を遂げたかのように、近海に向けてうち続けるのは、極まりなく危険行為である。 挑... 続きをみる

  • ブログはウエブ、ログ

    ブログを、web log とすると、網目に残す足跡である。いまや、ブログで、情報のやり取りが行われる。閉じた世界のコミュニケーションではなくて、発信すれば、どこかの網目にひっかかったままとなる。公開日記と言っていたことがあり、人々が手にした、文字にした、言葉にした、消えることのない記憶のかずかずで... 続きをみる

  • ディープラーニング

    深層学習と言う。コンピュータによる機械学習に、人間脳と同じように草を作って学習をさせること、となるが、そう単純なことではない。抑々人間脳に層がいくつもある、大脳皮質に3層以上もあるのはなぜかというわけだから、それは記憶と取り出しの繰り返しがあるということなんだろうかなどと連想する。機会にといっても... 続きをみる

  • 仏教が生んだ日本語

    大谷大学編、仏教が生んだ日本語 毎日新聞社 2001年10月刊。文芸春秋に連載していたころ、よく読んでいた。その書になったものを改めて手にする、と言うか、片づけをしていて本が出てきた。禅語散策を取り出して、仏教語を見るのだが、中村元の仏教語大辞典はさておき、この書によってみると、挨拶、玄関、血脈、... 続きをみる

  • きな臭い

    くさいのは、木、布、紙の焦げるにおい。きなくさい となって、衣くさい 木のくさい である。語義には、怪しい、胡散臭い、そして、なにが起こるか、硝煙のにおいでもある気配もある。 それを言えばまた、物知り顔に言うことも、きなくさい。 アジアで起こった殺害事件に、緊張が走ったままである。 後継争いに巻き... 続きをみる

  • 啓蟄

    啓蟄の候 気温もゆるみはじめて ごきげんいかが このたびは37年の現役生活を退休することと相成り 方々に、長らくのご指導とご鞭撻にお礼を申します 研究室の明け渡しに旬日片づけをしてひとつきです 平成8年にゼミ指導をした思い出のことども、ほーっ 20年にもなることを思い出しました、前任者のゼミを 引... 続きをみる

  • 漢文法と英文法と

    日本語文法はひとくちに、英語文法の影響にある明治期以降の文法論として展開した。それまでの文法が漢文法を入れたものであったから、古典語文法とするのは漢文訓読法と古語文法の論理で行われようとした。その流れは口語文法としての国語文法に連なることになる。文語文法の規範は漢文にあったのだから、国語に改革をし... 続きをみる

  • 血脈相承

    血脈は、けつみゃく 禅では、けちみゃく と読む。血管を意味する語に、喩えたは、師から弟子へと受け伝えられることである。いわば、仏や菩薩の親族と考え、仏子、釈子であるものに流れる。そこにけちみゃくそうじょう、血脈相承の考えがある。仏教で宗派によって伝えるとらえ方があり、浄土真宗では血統相承を用いて示... 続きをみる

  • 限界大学

    書評にあった、限界大学の紹介。公立高校がだめになったことを書いた著者。「限界大学」とは、「存亡の淵に立たされている大学」の意。人材的にも財力的にも大学を経営するための能力に欠ける私立大学を、限界大学と呼び、100校は消えゆくとする。現在の大学の数は、600くらい。そういえば、限界集落という言い方が... 続きをみる

  • 地脈、人脈

    ロバートキャンベルさんが4月から国文学研究資料館長に着任予定、とあった。1985年に来日、九州大学で11年を経て、東京にやってきた、という記事は、江戸の心意気味わう喜び をタイトルにする。nikkeiプラスワン、2月25日付。専門は近世文学、明治文学、江戸中期から明治の漢文学、芸術、思想などを研究... 続きをみる

  • 桃の節句

    3月3日、上巳の日に、ひな祭りになる、五節句のひとつである。ミッドランドスクエアが開業10年を迎える。名駅前のビルが林立する先駆けであった、 JRのセントラルタワーズに並んだ。1999年のセントラルが林であれば、 ミッドランドは3本目という、森になった。 そこに時を経て、 ルーセントタワー、 スパ... 続きをみる

  • 小説、大説

    ウイキィのあいまいさ回避によると、>君子が国家や政治に対する志を書いた書物の事。四書五経等がこれに当たる。これに対し日常の出来事に関する意見・主張、巷の噂話、または虚構・空想の話を書いた書物は小説と呼ばれる と見える。吉村作治氏が、教授のお仕事で自著を語る、というページは、なかなかに興味深い。小説... 続きをみる

  • 文章の構成論

    語論は語構成論になる、文論は文法論になる、文章論は文章構成論になる、とすれば、日本語文法の単位体に設定する単位それぞれの関係構成論は日本語文法にそれそれに議論を持つことになる。形態は形態論になる。形態素をもって形態素論を行うことがあるが、それは文法形態として要素を最小にする単位であるから、形態論に... 続きをみる

  • クールジャパン

    Cool Japan クールジャパンは、2002年に、アメリカのジャーナリスト、ダグラス・マグレイが論文中で提示した語が発祥であると解説がある。2010年、平成22年6月、経済産業省製造産業局に、クール・ジャパン室が開設されたとも、同じく見える。日本政府による対外文化宣伝、輸出政策で使用される用語... 続きをみる

  • 春の雨

    春雨は3月末から4月の雨、2月から3月の雨は、春の雨と言う。降る雨は、さすれば、春の雨である。 >春雨は現在の暦で言えば3月末から4月の雨で、2月から3月の雨は、春の雨とすべきだと言うのである。www.haisi.com/saijiki/harunoame1.htm  降る雨は、さすれば、春の雨で... 続きをみる

  • 日本文章論、中国文章論

    中国文章論の1冊をあげると、中国文章論、佐藤 一郎著による。出版社の直営店で、それは、神田神保町か。研文出版、山本書店は東京都千代田区、神保町駅、A1出口すぐにある中国図書専門店として、そこであるとき、この書目を見い出した。はやる気持ちで購入したのを覚えている。同じように、出版社に汲古書院をあげる... 続きをみる

  • 日本語の発想

    日本語はあいまいだと言われます。曖昧は難しい漢字ですね。この文字を書くことができますか。そしてどういう意味で使っていますか。そこで、日本語の曖昧さとはどういうことか、その意味と使い方を通して日本語の発想のもと、アイデアのもとをまずお話しましょう  ――2003年9月16日、南京で講義をした原稿に、... 続きをみる

  • 弥生月立つ

    弥生になる。 立春、 first day of spring というのは、2月4日のこと、英語はまた、 Imbolc である。 二十四節気の第1、正月節に続き、雨水 うすい は、二十四節気の第2、この時期は、暦便覧には、陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり、と記されているようだが、積雪のピー... 続きをみる