位相語

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位相は辞書義に解析学、物理学の語として解説し、その3番目に、地域・性別・年齢・職業・階層や、書く場合と話す場合などによって、言葉の違いが起こる現象 という説明がある。 出典:デジタル大辞泉(小学館) 

この説明には、国語学では菊澤季生の創案によると付け加えたいところ、

>位相」の概念を日本語学に初めて取り入れたのは菊沢季生であった。菊沢は、『国語研究』1-1(1933年)の論文「国語の科学的研究に就て」において、物理学の位相(相)の概念を取り入れたものとして、述べている。  

  水は固体である時は氷であり、気体と化せば水蒸気となるのでありますが、それらの様相の相違を位相 (phase) の相違と物理学者は名付けてゐますが、この言語の様相姿態に就てもこの位相〔2字傍点〕なる述語を採用致しますならば、言語は社会が位相を異にする毎にその位相を異にし、国語学者は国語が位相を異にする毎にこれを研究する必要があるといふ事になる訳であります。 以上、ウイキペディアより

集団で使う言葉が、その集団の使途では使われない、内のコトバ、いわば仲間の言葉遣いが違いを持つことから、集団をとらえて、女房、武者、僧侶、木こりなど、職業における 隠語をもふくめて採取するものである。のちに、警察、学生、若者などその範囲は広がっている。女性語、幼児語と、位相語としての位相差の捉え方にある。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説 安藤正次 >[生]1878.9.13. 埼玉 [没]1952.11.8. 東京 国語学者,言語学者。 1898年神宮皇學館卒業。 1904年東京帝国大学言語学科選科修了。同年神宮皇學館教授。アメリカ,イギリス,ドイツ,フランスに留学後,1928年台北帝国大学教授。 1941年同大学総長。 1946年東洋大学教授。古代国語の語構成の研究を進めたことで知られる。国語審議会会長を務めるなど,国語国字問題にも関係するところが深かった。広い視野をもち,国語史と文化史との関連についても論究した。主著に『古代国語の研究』 (1914) ,『言語学概論』 (1927) ,『国語学通考』 (1931) ,『古典と古語』 (1939) などがあり,これらを中心にした『安藤正次著作集』 (7巻,1974~75) が出ている