日本語文法文章論 代言人
日本語文章を読む。が格について見る。職業があった、と言い、それは代言人、明治時代のことだ。第1段の書き始めに、第2段落ではその第1段の語句、三百代言を起にしてそれを承けて述べる。第3段では、歴史が古く、第4段では、市民が直接関わる 法制局が世間の注目を集める 気風がある 注目度が上がとた と言いうように、転じて、法制局を取り上げ、第5段でも、発言が続く となる。文章の終段で、政権が狙う9条解釈の変更 三百代言も舌を巻くような名案があるのだろうか と結ぶ。
(天声人語)黒衣の枠こえる長官
2014年3月14日05時00分
明治時代に代言人(だいげんにん)という職業があった。いまの弁護士だ。もぐりの代言人のことを「三百代言」といった。三百文(もん)程度の低報酬で仕事をするから、ともされる。口先だけで言いくるめる人の悪口にいまも使われる
かつて国会で三百代言となじられたのは内閣法制局長官である。「法の番人」として憲法の解釈にかんする答弁を引き受けてきた。解釈改憲をすすめる先兵と見られたり、逆にブレーキをかけたがる邪魔者と見られたり、複雑な立場だ
役所としての歴史が古く、誇りも高い。旧大蔵省主計局とともに、霞が関は「二局支配」だなどといわれたことも。80人足らずの小所帯ながら幹部は「いずれも一騎当千のつわもの」だと答弁した長官もいた
市民が直接関わることはまれだから知名度は低い。政府の「法律顧問」として黒衣に徹してきた。法制局が世間の注目を集めるのはおかしいという気風があると聞く。安倍政権の長官人事で注目度が上がったのがよかったのかどうか
異例なかたちで就任した小松一郎氏自身、黒衣の枠にはとてもおさまらない人のようだ。療養から復帰後、目を引く発言が続く。なかでも自民党の選挙公約にある法案について「首相は国会に提出する考えはない」と述べたのは、明らかに役人としての矩(のり)を超えている
政権が狙う9条解釈の変更を小松氏は担う。解釈変更はできないという、歴代長官の積み重ねてきた答弁とどうつなげるのか。三百代言も舌を巻くような名案があるのだろうか。
(天声人語)黒衣の枠こえる長官
2014年3月14日05時00分
明治時代に代言人(だいげんにん)という職業があった。いまの弁護士だ。もぐりの代言人のことを「三百代言」といった。三百文(もん)程度の低報酬で仕事をするから、ともされる。口先だけで言いくるめる人の悪口にいまも使われる
かつて国会で三百代言となじられたのは内閣法制局長官である。「法の番人」として憲法の解釈にかんする答弁を引き受けてきた。解釈改憲をすすめる先兵と見られたり、逆にブレーキをかけたがる邪魔者と見られたり、複雑な立場だ
役所としての歴史が古く、誇りも高い。旧大蔵省主計局とともに、霞が関は「二局支配」だなどといわれたことも。80人足らずの小所帯ながら幹部は「いずれも一騎当千のつわもの」だと答弁した長官もいた
市民が直接関わることはまれだから知名度は低い。政府の「法律顧問」として黒衣に徹してきた。法制局が世間の注目を集めるのはおかしいという気風があると聞く。安倍政権の長官人事で注目度が上がったのがよかったのかどうか
異例なかたちで就任した小松一郎氏自身、黒衣の枠にはとてもおさまらない人のようだ。療養から復帰後、目を引く発言が続く。なかでも自民党の選挙公約にある法案について「首相は国会に提出する考えはない」と述べたのは、明らかに役人としての矩(のり)を超えている
政権が狙う9条解釈の変更を小松氏は担う。解釈変更はできないという、歴代長官の積み重ねてきた答弁とどうつなげるのか。三百代言も舌を巻くような名案があるのだろうか。
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