2016年3月のブログ記事

  • 思い遥か0331

    生涯において、小説集3冊、雑文集17冊、散文詩集1冊、回想記1冊を刊行したほか、『中国小説史略』をはじめとする研究書や論文、さらに膨大な翻訳を残した。 魯迅 ろ じん 1881年9月25日 - 1936年10月19日 小説家 魯迅は、中国の小説家、翻訳家、思想家である。本名は周樹人で、字は豫才。浙... 続きをみる

  • 思い遥か0330

    地下鉄を乗り継いで馬城場の切符を予約し、それから上海市南京東路、人民広場の近くにある新世界10階に向かった。マダムタッソー蝋人形館である。入場料はハンパなく高い。老人割引があって、これはパスポートを示して、そのほかの施設でもその恩恵は外国人といえども受けた。Madame Tussauds杜莎夫人蜡... 続きをみる

  • 思い遥か0329

                   上海地下鉄の3号線と8号線の交差するところ、足球場だ。 その周りの公園はすぐにも魯迅記念館である。 桜が見事に咲いている。 週末の人の賑わいに、まだしも球技場でサッカーゲームが行われていなかったから、この人出は桜見物の人たちだ。 ちょうど満開だろう。 飛行場からリムジ... 続きをみる

  • 思い遥か0328

    とんぼ返りは、トンボ帰りのことになるか。25日に朝の東方航空で昼前に浦東空港に着いた。それから3日を過ごして、トラベル蚊トリップか、そのふうでは3泊4日の旅だった。そして夕刻の921便の東方航空で帰った。中華航空が民航と言っていたか、あれは台湾便に切り替えられて、ずいぶん古いような話であるが、その... 続きをみる

  • 思い遥か0327

    上海は何度目かと尋ねられて、この問いはコミュニケーションの決まり文句、それで話が展開する。はて何回になるか、数えてみると5回、6回と、ふとこれは、いわば上海から南京へ行くために経由地としてのことだと気づいて、最初の思い出からのように、久しぶりのことだと思いなおす。蘇州、南京と列車で、長距離バスで、... 続きをみる

  • 思い遥か0326

    上海に来た。虹口のホテルに泊まった。うたい文句によれば、この辺りは上海の町らしいまち、それは庶民の味わいがあるところだそうだ。足球場のあるところ、四川北路商業街とある。サッカースタジアムがあってにぎわう。試合が行われるとさぞかし人が出ることだろう。ここから上海外語大まで10分になる。迎賓館で会の打... 続きをみる

  • 日本文化論 ことはじめ15

    コンピュータの端末であるスマフォに加えられるのはパッド型のディスプレーである。パッド型端末として国語辞書には登録する。そしてタブレット型端末を解説する。パッド型、タブレット型、ともにカタカナ日本語でPCの普及を見ることになる。このディスプレーには液晶による薄型のものが大小とりどり、取り混ぜての様相... 続きをみる

  • 日本文化論 ことはじめ14

    スマートフォンと呼ぶ端末機器は情報の革命を進行させ、さらに進化を遂げている。その名称をもって片仮名日本語が象徴するのは、ケータイであった。電話機とコンピュータの端末を併せ持ったものになった。通信の手段が電子情報を画面に表示した、電波を媒介としての電話機にまずは搭載されたと日本ではとらえるかもしれな... 続きをみる

  • 日本文化論 ことはじめ13

    インターネットによる情報伝播は、それまでにない情報共有の時代となった。1990年代に展開して日本に大きな影響を及ぼした。インターネットそのものは、最先端科学技術の軍事利用への転用のための研究、米国防総省に高等研究計画局 ARPA  Advanced Research Projects Agency... 続きをみる

  • 日本文化論 ことはじめ12

    国力の衰退と経済の復興が文化を規定するような見方は正しくない。民族の伝統と人々の生活があれば、2000年の歴史を背景に、そこに文化ははぐくまれる。民族の文化に伝統文化を見るが、経済とともに文化論があるのはなぜか。経済文化はことばとして熟さない。ここでその思いに、メセナ  méc&ea... 続きをみる

  • 夢十夜 第十夜

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。 夏目漱石「夢十夜」  第十夜 庄太郎(しょうたろう) 攫(さら)われて 七日(なのか)目(め) 床(とこ) 健(けん) ... 続きをみる

  • まんじり

    ま‐な‐じり【×眦/×眥】 《「目 (ま) の後 (しり) 」の意。古くは「まなしり」》目じり。「―をつり上げる」 まなしり 目の、耳に近い方のはし。めじり。まなこじり。まなさき。 *新撰字鏡〔898〜901頃〕「眥 ... 続きをみる

  • 日本文化論 ことはじめ11

    日本文化論がさかんとなったのは、菊と刀を再論するようになってからだろう。それは経済大国といわれるようになる、日米の貿易摩擦が原因する。その摩擦と言い得るのは、1950年代に繊維製品摩擦、1960年代に鉄鋼摩擦、そして1970年代になって、カラーテレビ摩擦、自動車摩擦と、その製品でとらえられた、いわ... 続きをみる

  • 夢十夜 第九夜

    夏目漱石「夢十夜」  第九夜 戦争(いくさ) 裸馬(はだかうま) 周囲(まわり) 暴(あ)れ廻(まわ)る 足軽(あしがる) 犇(ひしめ)き 追掛(おっか)けて 家(いえ) 森(しん)として 何処(どこ)か 床(とこ) 草鞋(わらじ) 穿(は)いて 頭巾(ずきん) 被(かぶ)って 雪洞(ぼんぼり) ... 続きをみる

  • 勘違いしない 噴きだす飯

    口から、食べかけたご飯を噴きだすのは、どんなときか。フンパン と、フンマンと、これは、噴飯ものというのと、憤懣やるかたないというのと、そのいずれかを知れば笑いと怒りの相違であることがわかる。食べかけるご飯を、こらえきれなくなって、それは多くは笑いが原因であるから、口を開けることになってしまっては、... 続きをみる

  • 映像の発信

    シリーズが終わった。ナレータの抑制したアナウンスがよかった。と、思ったら、俳優の山田さんだった。第6集は、あなたのワンカットが世界を変える、というタイトルである。大衆が写すわんショットが、プロの記録を上回るということなんだろうが、その偶然を社会の現象に意図したようにも見えて、さまざまの記録のインパ... 続きをみる

  • 勘違いしない 耳にさわる音

    みみざわり、てざわり、はだざわり、いずれも好感触の語である。この言い方を、みみざわりだ、てざわりだ、はだざわりだ、などと、その状態を断定する表現にもちいると、その良しあしを言う、ことを問うようになる。そして、その状態がまさに良い場合とだけいえなくなるのが、みみざわり、の語である。それぞれの、耳の場... 続きをみる

  • 開花宣言

    桜の開花は気象庁が宣言する。とは、なんとも、興味あることがらだ。ソメイヨシノの品種であって、そのつぼみが開く、その定義するところでは、桜の開花とは、花が5、6輪咲いた状態のことで、その桜の開花をみる標準木がある。2016開花予想は21日であったが、すでに開花のニュースが伝えられるなか、桜の花芽には... 続きをみる

  • 思い遥か0319

    異類婚姻譚、ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた―結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる夫婦という形式の魔力と違和を、軽妙なユーモアと毒を込めて描く。第154回芥川賞受賞作である。 異類は、一般に、人間以外の存在と人間とが結婚する説話として類型がある。こう断... 続きをみる

  • 勘違いしない 天地無用

    これを運送用語とすることは、荷物運搬の包装に見えるからである。 それが、そもそも、 >対象物が損壊する恐れがあるため倒立状態(上下逆さま)ないし傾けた状態で輸送してはいけないこと  とあるように、運送業者の扱いのためであった。 それを言葉の解釈で、その約束事が通じなくなった、つまり、この用語をもと... 続きをみる

  • 勘違いしない にやける

    にやける このままだと、にやにやしている、と思ってしまうだろう。ふける にやける この対比ではいかがか。更ける については、老ける の同源とする解説がある。すると、その 更ける 老ける ともに字の当て方が気になる。そこで、にやける に、若の字を当てて、若気る としてみると、わかりよくなる。もともと... 続きをみる

  • 夢十夜 第八夜

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。 夏目漱石「夢十夜」:8  第八夜 跨(また)いだ 真中(まんなか) 見廻(みまわ)す 四角(しかく)な 開(あ)いて 懸... 続きをみる

  • 勘違いしない いち姫二太郎

    1番目は女、2番目は男という順序をいったものだが、子育ての言い伝えのうちに2太郎の解釈がひとり歩きをしたものである。すなわち、ふたりの男の子というふうになった、それでまた、子の数が3人が理想であるとかなんとか。言い伝えであるとなると、いつから、どうして、どうなったと解説があればわかりよい。それは検... 続きをみる

  • 夢十夜 第七夜 ふりがな

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。 夏目漱石「夢十夜」:7  第七夜  何(なん)でも 絶間(たえま)なく 煙(けぶり) 浪(なみ)を 行(ゆ)く 凄(すさ... 続きをみる

  • 勘違いしない 煮え湯

    煮え湯はにたぎった湯というが、それを見ることはあるだろうか。鍋釜の時代にならイメージしやすいが、いまならさしずめ沸騰したてのポットの湯になるだろう。煮え湯を飲むことはまずないので、それを飲まなければならないとしたなら、飲まされる、ということであるから、思わぬこと、思ってもみなかったことが起こったの... 続きをみる

  • 夢十夜 第六夜 ふりがな

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。 夏目漱石「夢十夜」:6  第六夜  運慶(うんけい) 護国寺(ごこくじ) 仁王(におう) 大勢(おおぜい) 下馬評(げば... 続きをみる

  • 勘違いしない ぞっとしない

    ぞっとする ぞっとしない この言い方で、意味が異なる。ぞっとするのは、その対象から受け取った反応となるから、オノマトペの表現が自らの内心にある。それを打ち消すと、うちに起こる感情を起こさせる対象ではないので、それ自身に対して感慨を催さない。そこで、ぞっとしないのは、興味が持てなくなる、いわば面白く... 続きをみる

  • 夢十夜 第五夜 ふりがな

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。 夏目漱石夏目漱石「夢十夜」:5 第五夜 何(なん)でも 神代(かみよ)に 軍(いくさ) 敗北(まけ)た 生擒(いけどり)... 続きをみる

  • し合わせ 人間関係と信頼度

    TED Technology Entertainment Design の頭文字をとったもの、米国発のビデオコンテンツというが、プレゼンテーションでの内容を持つ。TEDxと称するイベントが各地で開催されている。NHK番組のスーパープレゼンテーションにも見える。1984年にスタートしたTED、それは... 続きをみる

  • 夢十夜 第四夜 ふりがな

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。 夏目漱石 夢十夜  第四夜 真中(まんなか) 凉(すず)み台 周囲(まわり)に 床儿(しょうぎ) 膳(ぜん) 爺(じい)... 続きをみる

  • 初耳学 色名

    FBナビにある、ホーム コラム ライフ 「赤い」や「青い」はあるのに、なぜ「緑い」はないのか? というのが目についた。日本古来の色のとらえ方だというのだが、果たしてそうか。そのように解釈すると、あかし くらし しろし あをし となるのはいいが、いちしるし と、あをし の相関が気になる。ここにイメー... 続きをみる

  • メインにならないニッチには

    朝日デジタル、日曜に想う である。嶋聡氏のことを書く。選挙に出ようという話だ。どの党を選ぶかを語る。いきさつには氏の言葉、人生は回転扉というのがある。その語録を編集者の記事によると次のようである。 >ベンチャーはニッチ(隙間)を狙えと言う人がよくいますが、それは間違い。メインにならないニッチに将来... 続きをみる

  • 斬首作戦

    この作戦名が有事の際のキーワードとなる。いかにもおどろどろしい。朝鮮半島の米韓合同演習に用いる言葉である。これが、もとは米軍による、米軍の作戦概念、decapitation strike(strategy)を翻訳したものという。decapitationとは、主な意味に、断頭、斬首、頭切除術がある。... 続きをみる

  • 勘違いしない  やおら

    やおら の語義については、 >1 静かに身を動かすさま、また、徐々に事を行なうさまを表わす語。そろそろと。おもむろに。やわら。現代では悠然としたさまをいうことが多い。 2 時間の経過とともに変化、進展し、ようやくその状態になるさま、事態が変わるさまを表わす語。  日本国語大辞典より  と見える。 ... 続きをみる

  • 思い遥か0312

    芥川賞作品、第154回受賞 死んでいない者 を読んだ。葬儀に集う親族の通夜を描いている。死んでいないものが誰で、死んだものが誰か、遺族と故人に、この語りをするものは誰なのか。その死に同居したもが作者を重ねあわせられるような作品である。読んで文体の特徴に気づく。芥川作品の饒舌体の文章である。そこには... 続きをみる

  • 冴え返る

    ゆるんだ寒さが気をしめる。春の季語である。青空が広がって澄み渡る。春らしからぬ空である。ふと、さえかえると思ってしまった。しかしこれは、あたらない。まぶしいほどの日差しが出て、気温があがる。もう少し寒さが強い気候だから、2月だろうかと、いうところで、三寒四温の語を思い出した。これまた、2月あるいは... 続きをみる

  • 日本文化論 ことはじめ11

    文化論の文化の定義が捉えられて、文化の価値が文化そのものをあらわす議論となり、文化の相対性が明らかになるにつれ、その文化特有の議論はステレオタイプに帰せられ、文化を語ることは文化そのものの実践をさすようになる。言語教育に言語と文化が議論されると、それは日本語とその文化にも影響し、文化そのものを語る... 続きをみる

  • 夢十夜 第三夜 ふりがな

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。 夏目漱石 夢十夜 第三夜 負(おぶ)ってる 慥(たしか)に 何時(いつ)の間にか 潰(つぶ)れ 御前(おまえ) 路(みち... 続きをみる

  • 勘違いしない  情けは

    人のためならず この語法が、解釈のもとになる。情けは というときの、言い方も、情けをかけることは、というふうには受け取られなくなってしまったのだろう。情けをかけることと、情けをもって人助けすることとは相いれない。人に親切にすることは、などの、言い回しがすでにおかしいのである。情けをかけることはそう... 続きをみる

  • 夢十夜 第二夜 ふりがな

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。朝日デジタルより。 夏目漱石 夢十夜 第二夜 和尚(おしょう) 退(さ)がって 行燈(あんどう) 点(とも)って 片膝(か... 続きをみる

  • 勘違いしない 御の字

    御の字について、遊里語の位相であると説明される。語源辞典などに記載されてその引き写しである。御の字はどのように使われたか。たどれば廓言葉の範疇で隠語であることに注意しなければならないだろう。廓とあって、もはやそれはとらえようがないことである。しかし歌舞伎などでの台詞に廓言葉をもって演技するところか... 続きをみる

  • 日本文化論ことはじめ10

    青木保氏の著作がどういう経緯で語られたかを知るのは興味深いことである。日本文化の変容を日本人論のありようを見て、日本文化としたところにその動機がありそうである。さらにその探求範囲はいわゆる学術論文だけではない評論雑誌にも及ぶことをあえて行って広くその議論を作り上げている。アイデンティティを明らかに... 続きをみる

  • 夢十夜 第一夜 ふりがな

    夏目漱石、夢十夜、1908年の7月から8月にかけて朝日新聞紙上で10回連載されたそうだ。それを、現代によみがえらせる、小説本文は現代仮名遣いの岩波文庫版に準拠ということである。朝日デジタルより。 夏目漱石 夢十夜 第一夜 枕元(まくらもと)に 坐(すわ)って 仰向(あおむき) 輪廓(りんかく) 瓜... 続きをみる

  • 日本文化論ことはじめ9

    日本文化論の変容は、1955年の、もはや戦後ではない、経済白書に言う経済状況を画期としている。白書による文言が現実の日本の姿をどれくらい反映していたかは検証のいるところであるが、この物言いが戦後10年の節目を作ったのである。それはまた文化論の変容を時期区分することにつながったかにみえる。歴史区分を... 続きをみる

  • 勘違いしない  こまねく

    こまぬく の音変化したものとされる。 拱く と漢字にして、この語を、拱手傍観 きょうしゅぼうかん とするのを、 >なにもしないで見ている、手出しをせずに傍観する→腕を拱く・手を拱く  として、理解していないことが原因であるが、それは勘違いというよりは、この語例をどう見るかである。 手をつ... 続きをみる

  • 日本文化論ことはじめ8

    日本文化論は失意のどん底から這い上がる日本を状況的にとらえる。そこには経済力と技術力の新生日本があった。戦後ではなくなったと経白書が宣言し、それに呼応するかのように経済進出が太平洋の向こうを脅かし、ふたたび日本とは何かが議論されたのが、貿易摩擦であった。そして菊と刀が再び読まれた。日本文化の解明で... 続きをみる

  • 勘違いしない  琴線

    きんせんに ふれる 琴に触ることであるから、そのまま、音がする。その琴線はどこにあるか。自らの胸の内にあるか。相手の心にある琴線か。さらには共鳴するものかどうか。琴を優雅な音色を持つ楽器と心得るなら、その琴線には和琴をイメージする。いや、ハープのような洋琴のものか。逆鱗に触れた、というのが、連想と... 続きをみる

  • 鬼

    おに は、おん 音変化だとする。これは、古辞書に見える、語源になる。 >(「隠(おん)」が変化したもので、隠れて人の目に見えないものの意という)死者の霊魂。精霊。 *十巻本和名類聚抄〔934頃〕一「人神 周易云人神曰鬼〈居偉反和名於邇、或説云於邇者隠音之訛也。鬼物隠而不欲顕形故以称也〉」 *観智院... 続きをみる

  • 日本文化論ことはじめ7

    日本文化論の変容とはその説明に従えば日本文化の特殊性の認識にある。日本文化の特殊性は日本が特殊であると語られ続けていたことへの内実を明らかにしようとするもので、それは日本人とはなにかを問い続けることへの答え探しでもある。敗戦を契機に語ることが可能となった議論である。その特殊性は日本の家族観にある。... 続きをみる

  • 勘違いしない 世間ずれ

    世間ずれを、悪賢くなった、とする、この解釈はおかしい。勘違いをするな、と言うのも、おこがましい。世間ずれは、本来、要領よくなった、社会になれている、という意味が当てはまる。辞書にある、世知にたけている、というのを、世渡りがうまい、として、悪賢いとするか、要領がよいとするか、である。辞書の解説で、日... 続きをみる